著者の姿勢は一貫して狂気への親しみと理解に溢れている。幻覚や妄想をも含め心の病によって現れてくるさまざまな症状を、部分から見るのではなく患者の全人格から捉えようとし、そして自らもまた、一人の人間として悩みつつ迷いつつ病者に応えようとする。こうした著者の真摯なありようから、精神科治療に不可欠の、患者に寄り添おうとする治療者の真の姿が切々と伝わってくる。
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「心の病気」はこれまで2人に選ばれています。この本を選んだ人の約100%が「麻雀放浪記(1)青春編」も一緒に選んでいます。中井英夫といった作家を好む読者に支持されています。
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