著者の姿勢は一貫して狂気への親しみと理解に溢れている。幻覚や妄想をも含め心の病によって現れてくるさまざまな症状を、部分から見るのではなく患者の全人格から捉えようとし、そして自らもまた、一人の人間として悩みつつ迷いつつ病者に応えようとする。こうした著者の真摯なありようから、精神科治療に不可欠の、患者に寄り添おうとする治療者の真の姿が切々と伝わってくる。
Bookshelves featuring this title
What are your 9 books?
Create your bookshelf