少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。この恐るべき可憐なけものが棲むのは、父親と二人の濃密な愛の部屋だー。大正時代を背景に、宝石のような言葉で紡がれたロマネスク。
データで見る
「甘い蜜の部屋」はこれまで7人に選ばれています。この本を選んだ人の約29%が「麻雀放浪記(1)青春編」も一緒に選んでいます。中井英夫といった作家を好む読者に支持されています。
あなたの9冊は?
自分の本棚をつくる