My 9 Books
死に至る病

死に至る病

セーレン・キェルケゴール, 鈴木 祐丞

講談社

3人が選択

「死に至る病とは絶望のことである」。──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。「死に至る病」としての「絶望」が「罪」に変質するさまを見据え、その治癒を目的にして書かれた教えと救いの書。 実存主義の祖セーレン・キェルケゴール(1813-55年)の主著、待望の新訳! 「死に至る病とは絶望のことである」。──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。 キェルケゴールは、本書の第一編で、まず人間を普遍的かつ非キリスト教的な視座から描き、人間の特定のあり方が「死に至る病」としての「絶望」であることを明らかにした上で、絶望がさまざまな仕方で具現化されるさまを見ていく。そして続く第二篇では、キリスト教的な視座から人間を改めて捉え直し、その考察を通して、心理学的な概念である「絶望」がキリスト教的な概念である「罪」に変質していくことを指摘する。そうして、その罪がさまざまな仕方で具現化されるさまが描き出されて本書は閉じられる。 このようにして「絶望」と「罪」の精緻を極める診断が行われる目的は「死に至る病」を治療することにあった。キェルケゴールはこう言っている。「この書全体において、私は信頼できる航路標識にしたがって舵をとるように、信仰にしたがって舵をとっている」。そうして読者の一人一人をキリスト教の信仰に導き、「死に至る病」を治癒させること。キェルケゴールが生きたキリスト教世界からは遠く離れた現代日本であるが、人間が「絶望」から無縁ではいられない存在であるかぎり、本書は限りない教えと救いを与えてくれるに違いない。

「死に至る病」が好きな人におすすめの本

この本を選んだ3人のデータに基づくおすすめ

システムの科学第3版

システムの科学第3版

ハーバート・アレクサンダー・サイモン, 稲葉元吉

1人が一緒に選択

利他・ケア・傷の倫理学

利他・ケア・傷の倫理学

近内悠太

1人が一緒に選択

人間の生のありえなさ

人間の生のありえなさ

脇坂真弥

1人が一緒に選択

責任の生成

責任の生成

國分 功一郎, 熊谷 晋一郎

1人が一緒に選択

悪についての試論

悪についての試論

ジャン・ナベール, 杉村靖彦

1人が一緒に選択

ケインズ全集(第8巻)

ケインズ全集(第8巻)

ジョン・メーナード・ケインズ, 中山伊知郎

1人が一緒に選択

責任と判断

責任と判断

ハンナ・アレント, ジェローム・コーン, 中山 元

1人が一緒に選択

創造的進化

創造的進化

アンリ・ベルクソン, 合田正人

1人が一緒に選択

初版金枝篇(上)

初版金枝篇(上)

ジェームズ・ジョージ・フレーザー, 吉川信

1人が一緒に選択

ギルガメシュ叙事詩

ギルガメシュ叙事詩

矢島文夫

1人が一緒に選択

ドラッカー名著集(2)

ドラッカー名著集(2)

ピーター・ファーディナンド・ドラッカー, 上田惇生

1人が一緒に選択

ドラッカー名著集(10)

ドラッカー名著集(10)

ピーター・ファーディナンド・ドラッカー, 上田惇生

1人が一緒に選択

他の本のおすすめも探す

あなたの9冊は?

自分の本棚をつくる