12歳の夏休みがはじまる1週間前のこと、フー子は憧れの従姉妹マリカから1通の手紙を受け取った。夏休み、祖父の住む街に遊びにこないかという誘いだった。初めてのひとり旅、そしてマリカと過ごす夏休みへのときめくような思いを抱えたフー子を待ち受けていたのは、思いもかけないできごとだった。祖母の死に隠された秘密。踏み入れてはいけない蠱惑の園……あらがえない魅惑に惹きつけられながら、フー子はその真相に近づいていく。
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