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問題=物質となる身体

問題=物質となる身体

ジュディス・バトラー, 佐藤嘉幸, 竹村和子, 越智博美

以文社

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『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア・スタディーズにおいて画期をなすと同時に、多くの物議を醸した。 「ジェンダー」と同じく、「セックス」は言説によって構築されるものなのか。そのとき、身体の物質性はいかに理解されるのか。 本書は、『ジェンダー・トラブル』へ寄せられた批判に応答した、その続編であり、バトラーの「もうひとつの主著」である。 本書の原題 Bodies That Matter における"Matter"は「問題=物質」という二重の意味を持つ。これを強調して邦題は『問題=物質(マター)となる身体』とした。 アルチュセールの「呼びかけ」、オースティンの「行為遂行性」、フロイト/ラカンの「身体的自我」「ファルス」、フーコーの「系譜学」「主体化=服従化」、デリダの「脱構築」「ファルス=ロゴス中心主義」、イリガライ/デリダの「コーラ」、クリステヴァの「アブジェクション」など多くの思想家・著述家を参照しながら、規範的権力によって構築されるセックス、ジェンダー、人種などの既存の境界を撹乱する試み。 近年、改めて注目が高まるフェミニズムやLGBTQ、ブラック・ライヴズ・マターに代表される「人種」の問題にも接続しうる現代の理論書。 日本語版への序文 謝 辞 序 文 序 章 第一部 第一章 問題=物質となる身体 第二章 レズビアン・ファルスと形態的想像界 第三章 《幻想》的同一化とセックスの引き受け 第四章 ジェンダーは燃えているーー我有化と転覆の問い 第二部 第五章 「横断危険」--ウィラ・キャザーの男性的名前 第六章 パッシング、クィアリングーーネラ・ラーセンの精神分析的挑戦 第七章 現実界と論争する 第八章 批判的にクィア 註 すべての理論はマイノリティ性へと生成変化しなければならないーー『問題=物質となる身体』解説(佐藤嘉幸) 訳者あとがき

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