★読売新聞「本 よみうり堂」(宮内悠介氏書評)2025年2月23日掲載 生きづらさを抱えるASD当事者や、彼らを支えたいと願うすべての人に。 \イギリスで話題沸騰!/ 34歳で自閉スペクトラム症と診断された著者による、ASDサポートガイドがついに待望の邦訳! この世界は目にも耳にもうるさくて、 どこかなじみきれない感じがする。 みんなが簡単にこなすことがなぜか難しいし、 毎日過ごすだけで疲れ果ててしまう。--もし、そんなふうに感じているなら。 ブリティッシュジョークをはさみながら、ニヒルでくすっと笑えるのに、共感が止まらない。成人後に診断を受けた著者ならではの、当事者やともに生きる人の双方に向かって紡がれる言葉たち。読めばきっと、「一人じゃない」と思える1冊です。 ーーーーーーーーーーーーー本書よりーーーーーーーーーーーーー 適切な理解に欠けているがゆえに、人びとはASD者をうっかり無視し、軽く扱い、からかい、傷つける。実際のASD者は、ショート動画やコメディドラマのありきたりな人物描写では要約できない人生を生き、脳の構造も人それぞれだ。現実を生きるSAD者の人生は、あらゆる複雑さや微妙な差異を無視され、私たちが「社会」と呼ぶ巨大で分厚く、少しかび臭いカーペットに覆い隠されている。ASDが正しく受け入れられ、理解されるには、少なくとも10年は待つ必要がありそうだ。 それまでは、おびただしい数の問題に取り巻かれ続けるだろう。ASDの児童や成人に対する医療および社会的ケアの欠如。埃をはらってとっとと捨て去るべきクモの巣の張った誤った通念。ASDに対する理解が古かったり混乱していたりする、たくさんの善意の人びと。 まだまだ道のりは長い。しかし、あなたはここにいる。あなたがこの本を手に取ってくれたのだから、きっと望みはあるのだ。 ■この本でわかること ASD 者にとってこの世界の何がどのように困るのか。それはなぜか 社会に残るステレオタイプと誤解 ちょっと息がしやすくなる方法や手助けのヒント 世界を変える時が来た。あなたが知ってくれれば、世界は変えられる。
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