騙せ!狂わせ! 裸馬に乗り銃を乱射し、有楽町大通りを遁走する “夢野”となれ。 悪魔の天才よ。 荒俣宏(作家・博物学者) 奇書『ドグラ・マグラ』著者の最たる異色作! 謎の美少年や美女が登場する妖しい世界! 作家としての興味の範囲が非常に広く、それでいて強い特異性を持っていたこと、探偵小説界に夢野君に及ぶものはなかった。彼はあらゆる人生の断面に興味を持った中にも、人間の異常心理に限りなき恐れと、同時に憧れとを抱く詩人であって、「死」と「狂気」と「犯罪」の激情を通して、人生を見、人生を語ろうとした。彼の夥しい遺作は、異常浪漫派の妖しく美しき百花咲き乱れた花園である。 江戸川乱歩 (黒白書房版『夢野久作全集』推薦文より) あらすじ 大正九年のある日、警視庁で鬼課長と言われた狭山九郎太の元を、蝋人形のように真っ白な美少年・呉井嬢次が訪れた。ニューヨークからやって来た呉井は、狭山の助手希望で、以前はバード・ストーン曲馬団に属していたという。だが、その曲馬団は、帝都を震撼させた「暗黒公使事件」に関わっていたのである……。四方田犬彦氏講演録「よみがえる夢野久作」から「『暗黒公使』の世界」の章を再録。 解説・日下三蔵 装画・横尾忠則 装丁・柳川貴代 暗黒公使(ダーク・ミニスター) 『暗黒公使』の世界 四方田犬彦 『暗黒公使』覚え書き 日下三蔵
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