フォイエルバッハの思想を一行で要約するとすれば,「人間は自らの姿に似せて神を創った」ということになろう。だがこの言葉を安易に受け止めて,フォイエルバッハは無心論者であったとか,唯物論者であったという具合に,簡単に割り切ってしまうことは禁物である。フォイエルバッハが神の存在を単に否定するだけの無心論者であったなら,人間と神との関係をあれほどまでに徹底して追及しはしなかったであろうし,『キリスト教の本質』という大部の書物を書く必要もなかったであろう。 目次(内容と構成) フォイエルバッハについて 1 修行の時代 生い立ち 大学時代 博士論文と『死と不死』 2 批判の時代 ブルックベルクにて ヘーゲル哲学批判 主著『キリスト教の本質』 3 激動の時代 将来の哲学のために 三月革命 ハイデルベルクでの講演 4 晩年と影響 『神統記』 『唯心論と唯物論』 ひとびとへの影響 あとがき 年譜 参考文献 さくいん
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