「則天去私」「低回趣味」などの符牒から離れ、神話的肖像を脱し、「きわめて物質的な言葉の実践家」へと捉えなおしてまったく新しい漱石像を提示した、画期的文芸評論。 70年代後半、数多ある文芸評論とは一線を画し、読書界に衝撃を与えた斬新な漱石論。 三十数年を経た現在もなお挑発をやめない名著。 ※本書は、1988年5月刊『夏目漱石論』(福武文庫)を底本とし、1978年10月刊『夏目漱石論』(青土社)を適宜参照しました。 序章 読むことと不意撃ち 第一章 横たわる漱石 第二章 鏡と反復 第三章 報告者漱石 第四章 近さの誘惑 第五章 劈痕と遠さ 第六章 明暗の翳り 第七章 雨と遭遇の予兆 第八章 濡れた風景 第九章 縦の構図 第十章 『三四郎』を読む 終章 漱石的「作品」 単行本あとがき 著者から読者へ 年譜
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