馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。 人を殺す牛 鴨の河原で 放埒人の血 闇に生きる人びと 六波羅王子の館 十悪五逆の魂 幼年期との別れ 新しい旅立ち 暁闇の法会 黒面法師の影 誘う傀儡女 二上山の夕日 疑念雲のごとく 命あらんかぎり 六角堂への道 夢のなかの女
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