My 9 Books
死なないでいる理由

死なないでいる理由

鷲田 清一

KADOKAWA

1人が選択

たとえば、生涯だれにも一度も呼びかけられなかったひとなどはいない。〈わたし〉は「他者の他者」として、他者の思いの宛先としてここにいる。〈わたし〉が他者の意識の宛先でなくなったとき、ひとは〈わたし〉を喪う。存在しなくなる。ひとの生も死も、まぎれもなく他者との関係の社会的な出来事としてある、そんな現代の〈いのち〉のあり方を、家族のかたちや老い、教育など、身近な視角からやさしく解き明かす哲学エッセイ。  〈プロローグ〉  生まれること、死なれること   「生まれる」ということ   「死なれる」という経験   死の語らい 1 寂しい時代   1-1 「わたし」という浮草   底知れぬ「孤立貧」   わたしにできること、できないこと   「個性」という幻想   インターディペンデンス──「自立」の意味   ワン・オブ・ゼム  1-2 私的なもののゆくえ──家族という場所   〈家族〉という関係   家族のかたち   家族以後の家族   住居と家族   私的なもののゆくえ   所有の現在形   所有のきしみ  1-3 うつろいゆく成熟のイメージ──教育という装置   現代おとな考──もうひとつの大事なものを護るために   大人のなり方   成熟のやりなおし   信じられるひと?   教育論はだれへの問いか   教育の臨界点   教育という感情労働  1-4 見えない死──医療という仕組み   見えない死、隠される生   〈生〉と〈死〉の変容──時代を映す脳死臓器移植   「生命倫理」とは?   「ある」と「いる」  1-5 まとまらないこと──介護という関係   老いゆく時間のはざまで   「長生きしたくないね」   〈老い〉はほんとうに「問題」なのか   癒されたいという患い   聴く仕事   ケアという関係   ざらざらした感覚 2 死なないでいる理由   2-1 〈いのち〉への問い   いのちを見とどける──「花」をめぐって   隠されるいのちの姿   〈わたし〉のいのち   いのちをつながりのなかで見る  2-2 消えた幸福論   問いの性格──「なぜひとを殺してはいけないんですか」   死なないでいる理由   夢見る権利──〈不幸〉の声   幸福論の不在──思想史の文脈で   不可能な幸福論──〈人間性〉が受けたダメージ?   幸福主義の考え方   反幸福主義の考え方   幸福論の再浮上   ハッピーとラッキー   幸福をめぐる二つの声  2-3 ほどける時間──小さな幸福   時のあわい   ぶらぶら乗り   シートに深く身を沈めて   月はおぼろ   からだで聴く   からだに救われる   いのちを預かる   人を歓ばせて歓ぶ   プライドの生まれる条件  あとがき 〈プロローグ〉 生まれること、死なれること

「死なないでいる理由」が好きな人におすすめの本

この本を選んだ1人のデータに基づくおすすめ

傷を愛せるか 増補新版

傷を愛せるか 増補新版

宮地 尚子

1人が一緒に選択

布団の中から蜂起せよ

布団の中から蜂起せよ

高島 鈴

1人が一緒に選択

黄色い雨

黄色い雨

フリオ・リャマサーレス, 木村 榮一

1人が一緒に選択

八本脚の蝶

八本脚の蝶

二階堂 奥歯

1人が一緒に選択

猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ

小川 洋子

1人が一緒に選択

「文豪とアルケミスト」文学全集

「文豪とアルケミスト」文学全集

神楽坂ブック倶楽部

1人が一緒に選択

MAMA 完全版

MAMA 完全版

紅玉 いづき

1人が一緒に選択

この本を選んだ人の本棚

他の本のおすすめも探す

あなたの9冊は?

自分の本棚をつくる