『純粋理性批判』への無理解や曲解に対して書かれた本書は、『純粋理性批判』の詳細な解説書にして、学問としての形而上学のための序論(プロレゴーメナ)でもある。カント理解に必読の一冊。巻末資料として、本書執筆のきっかけとなったガルヴェ/フェーダー「ゲッティンゲン書評」を掲載。各節梗概も付す。新訳。 凡 例 序 言 緒論 すべての形而上学的認識がもつ特性について(第一─三節) 第一節 形而上学の諸源泉について 第二節 ただひとつ形而上学的と呼ばれてよい認識仕方について a 総合的判断と分析的判断の区別一般について b すべての分析的判断に共通する原理は矛盾律である c 総合的判断には矛盾律とは異なるひとつの原理が必要である 第三節 諸判断を一般に分析的判断と総合的判断へと区分することについての注解 第四節 プロレゴーメナ 一般的問題 そもそも形而上学は可能なのか 第五節 プロレゴーメナ 一般的問題 純粋理性からの認識はどのようにして可能なのか 超越論的主要問題 第一部 純粋数学はどのようにして可能なのか(第六─一三節) 注解 一 注解 二 注解 三 超越論的主要問題 第二部 純粋自然科学はどのようにして可能なのか(第一四─三八節) 判断の論理的表 悟性概念の超越論的表 自然科学の一般的諸原則の純粋自然学的表 第三六節 自然そのものはどのようにして可能なのか 第三九節 純粋自然科学についての付録 カテゴリーの体系について 超越論的主要問題 第三部 形而上学一般はどのようにして可能なのか(第四〇─五六節) 第四五節 純粋理性の弁証論についての予備的所見 第四六節 一 心理学的諸理念(第四六─四九節) 第五〇節 二 宇宙論的諸理念(第五〇─五四節) 第五五節 三 神学的理念 第五六節 超越論的諸理念についての一般的注解 結論 純粋理性の限界規定について(第五七─六〇節) プロレゴーメナの一般的問題の解決 学問としての形而上学はどのようにして可能なのか 付録 学問としての形而上学を現実のものとするためにできることについて 『批判』に関して、探究する以前になされている判断の見本 判断がその後に続けられるような、『批判』の探究についての提案 資料 ガルヴェ/フェーダー「ゲッティンゲン書評」 『ゲッティンゲン学報』、一七八二年補巻第一巻、四〇─四八頁 訳 注 『プロレゴーメナ』各節の内容梗概と『純粋理性批判』の対応箇所 ......... 訳者解説 『プロレゴーメナ』の三つの位相 索引・訳語一覧
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