「女ひとり/働いて四十に近い声をきけば/私を横に寝かせて起こさない/重い病気が恋人のようだ。」(「その夜」より) 定年まで会社を勤めあげ、家族を養いながら戦後の世界を生き抜いた詩人・石垣りん。 彼女の詩に浮かび上がるのは、孤独を見つめる透徹したまなざし、女性たちを自立へと導く力強い祝福、仕事と生活の狭間での懊悩、戦争に反対する小さな声。 全四冊の詩集から選りすぐった文庫アンソロジーが、装いも新たに復活。 (編解説・粕谷栄市/エッセイ・落合恵子/新装版解説・永井玲衣)
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