1スモモの木の啓示ショクーフェ・アーザル, 堤 幸「イランの物語。正直難解だけれどマジックリアリズムの手法でしか描かれない現実の細部がある」
2花と夢ツェリン・ヤンキー, 星 泉「チベットの四人の少女の物語。あげた中では一番読みやすい。」
3別れを告げないハン・ガン, 斎藤 真理子「韓国・チェジュ島の物語。死んだ人々の物語が、生きているか死んでいるか不明な二人によって紡がれる」
4歩き娘サマル・ヤズベク, 柳谷 あゆみ「シリアの物語。これも正直難解、歩くことが制限され縛られた中での少女の話」
5楼蘭井上 靖「西域ものの短編集。狼になるという話が一番好き。」
6ベル・ジャーシルヴィア・プラス, 小澤身和子「アメリカの物語。フェミニズムということばがなかった時代に、こうも息苦しさをかけたのかという驚き」
7新しい名字エレナ・フェッランテ, 飯田 亮介「イタリアの物語。女の友情の不安定さと強い結びつきの両立。」
8とるに足りない細部アダニーヤ・シブリー, 山本 薫「パレスチナの物語。このなかで一番苦しいと思う。読まれてほしい。」
9タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ, 脇功「イタリアの物語。何かが起こるかもという期待と何も起こらない現実と、上手いバランスで描く」