画家・小林正人による初の自伝小説。3部作の記念すべき1作目! 「これが小林くんの最初の画ね」。 何も描かれていない真っ白なキャンバスを目の前に、「せんせい」は小林青年にこう言った。 恋心をよせていた音楽のせんせい。 そのヌードを描く絶好の機会を得た小林青年であったが、初めて手にした油絵の具では、目の前に横たわる輝くばかりの裸体をキャンバスに写し取ることができなかった……。 1980〜90年代にかけて、国立のアトリエで描かれた宝石のような初期作品群。 《天使=絵画》《絵画=空》《天窓》《絵画の子》……、といった傑作の数々はいかにして生まれたのか。 小林正人にとって、「画を描くとは?」「絵画とは?」「愛とは?」……。 ひとりの青年が、画と出会い、画家として成長していく姿を、自伝小説の形式で語るビルディングスロマン3部作の第1作。時代を正直に生き、つかみとった“真実”だけが言葉となる。 伝説のキュレーター、ヤン・フートに才能を認められ、国際デビューをはたす直前までの「国立時代」を著した“青春編”。 一 絵画=空 1985-1986 そこに描くんじゃ、遅すぎる!(美しい四角) 周吾 二 太陽に描いてもらう/拾ったパネル クリスマス ホワイト 1989-1990 三 空戦 1990-1991 キャンバスを張りながら手で描く! 空戰をする“或る場所” オープニング (四月十七日) 春の嵐〜作品=音楽 五月三日の朝だった 四 昔々あるところに…… 「小林くん、画、描いてみない?」 新品の絵の具セット 初めての画 先に寝たやつ相手を起こす(眠りと死) 五 絵画の子 1992-1996 新しい光 国分寺の画材屋 明るさについて ライトくん 約四角、約平面のオイル・ウィズ・キャンバス! トワイライトーーマジックアワー 一橋大学の木の下で 存在することで失墜していないもの この星の絵の具ーーたくさんの明るさ 図版
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