My 9 Books
なぜならそれは言葉にできるから

なぜならそれは言葉にできるから

カロリン・エムケ, 浅井晶子

みすず書房

3人が選択

暴力をうけた人は、それを話すことができるだろうか。周囲の人はそれを聞くことができるだろうか。 暴力は、日常の「こうであるはずだ」という約束を壊す。世界で生きていく前提が崩れてしまうのだ。だから、何が起こったのかを認識するのにとても時間がかかる。その話を聞いた人も、言われたことを即座に理解することはできない。 けれども、暴力は世界中で蔓延し、ある日突然被害者になる人は増え続けている。世界への信頼を打ち砕かれた人が、ふたたび世界へと戻って来られるために、私たちは何ができるだろうか。 著者エムケは戦地を取材し、さまざまな人と出会う。そこから、「語ること」「聞くこと」「聞いたことを伝えること」について考えていく。 語ることを強いるのではなく、言葉にできないとするのでもなく、「それでもなお語る」ことを探ること。口ごもりながら、断片的に語るとき、そこには空白があり、謎があるかもしれない。だからこそ「それ」は言葉にできる。 語りの首尾一貫性ではなく、聞く人が「それ」を聞けるかが、世界への信頼を取り戻す鍵となる。 出会った人々の言葉とともに、旅するエムケの生活や思い出が、普遍的な考察へとつながっていく。温かく、深みのあるエッセイ。 「なぜならそれは言葉にできるから」--証言することと正義について 序章/1 さまざまな証人、またはーー我々に語るのは誰か?/2 精神的打撃、またはーー「理解しようと試みない」/3 「物体」への変身/4 二重化、またはーーリズム、儀式、物、脱出/5 去る、またはーー沈黙の時/6 信頼、またはーーそれでも語る 他者の苦しみ 拷問の解剖学的構造 リベラルな人種差別 現代のイスラム敵視における二重の憎しみ 故郷ーー空想上の祖国 民主主義という挑戦 旅をすること 1 旅をすること 2--ハイチを語る 旅をすること 3--旅のもうひとつの形について 初出 訳者あとがき

「なぜならそれは言葉にできるから」が好きな人におすすめの本

この本を選んだ3人のデータに基づくおすすめ

まとまらない言葉を生きる

まとまらない言葉を生きる

荒井 裕樹

1人が一緒に選択

キク英文法

キク英文法

一杉武史

1人が一緒に選択

ゴールデン・デイズ(1)

ゴールデン・デイズ(1)

高尾滋

1人が一緒に選択

秘密 season 0 1

秘密 season 0 1

清水玲子

1人が一緒に選択

宇宙怪人

宇宙怪人

江戸川乱歩

1人が一緒に選択

国境の越え方増補

国境の越え方増補

西川長夫

1人が一緒に選択

ユング心理学入門

ユング心理学入門

河合隼雄

1人が一緒に選択

インド夜想曲

インド夜想曲

アントーニョ・タブッキ, 須賀敦子

1人が一緒に選択

夢と共に作業する

夢と共に作業する

ヴォルフガング・ギーゲリッヒ, 猪股 剛, 宮澤 淳滋, 鹿野 友章

1人が一緒に選択

君が降る日

君が降る日

島本 理生

1人が一緒に選択

八本脚の蝶

八本脚の蝶

二階堂 奥歯

1人が一緒に選択

悲しみの秘義

悲しみの秘義

若松 英輔

1人が一緒に選択

他の本のおすすめも探す

あなたの9冊は?

自分の本棚をつくる