ぼく、ペンギンのジェイムズ。 生まれたときから、ずっと全身オレンジ色なんだ。 オレンジ色だって、ほかの子と変わらない。 とうさん、かあさんにとっても愛されて大きくなったよ。 ほかの子たちに、どうしてオレンジ色なのか、きかれるけれど、ぼくにもわかんない。 でも、この色、とっても気に入ってるんだ! いつしか、南極は長い長い冬の季節を迎えた。 ある日やってきた吹雪は、何日も続いて、ぼくたちを真っ白く包みこんだ。 寒さが厳しくなると、ぼくたちペンギンは群れをなして暖を取り、群れをなしてともに寒さをしのぐ。 みんなで集まって、吹雪が過ぎ去るのをじっと耐えていたけれど、吹雪はやまず、仲間がつぎつぎと倒れていく。 このままだともう命が…… そのとき、ぼくの体が明るく輝きだして……。 南極の美しい風景とともに、ペンギンの子ジェイムズが、なぜ自分はオレンジ色にうまれてきたのか、その意味に気づくまでを美しく描きます。 個性の大切さを伝える1冊。
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