画壇の若き俊才にして気鋭の美術評論家・片桐は、妻を亡くした春、満開の桜の下で精霊と見紛う少年と出会ったー。その絶対の美を手に入れたいと願う彼の心は、少年と少年の家族の運命を破滅へと導く。逃れ得ぬ陶酔の迷宮に囚われた男の悲痛な狂気が織りなす、至極のゴシック・サスペンス。
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「シメール」はこれまで2人に選ばれています。この本を選んだ人の約50%が「野ばらの村のひみつのへや」も一緒に選んでいます。志賀直哉といった作家を好む読者に支持されています。
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