秘剣、外に語らずーー藤沢周平が剣客小説に新境地を開いた名品集“隠し剣シリーズ。 凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技を秘める主人公たちは、また人としての弱さもあわせ持つ。秘剣術を知るがゆえに藩の陰謀に巻き込まれた男たちが、凄まじいまでの決闘に挑む。 剣鬼と化し破牢した夫のため捨て身の行動に出る人妻、これに翻弄される男を描く「隠し剣鬼ノ爪」。 他に「邪剣竜尾返し」「臆病剣松風」「暗殺剣虎ノ眼」「必死剣鳥刺し」「女人剣さざ波」「悲運剣芦刈り」「宿命剣鬼走り」の全八篇を収録。 映像化された作品も多く、姉妹篇『隠し剣秋風抄』とあわせて全十七篇。全体で「海坂城下異聞」となっている。 剣客小説の金字塔。 解説・阿部達二
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