My 9 Books
覘き小平次

覘き小平次

京極夏彦

中央公論新社

1人が選択

もう誰に向けて話しているのでもない。梦(くらがり)はいっそうに深くなり、闇と影とのただ中には、最早誰がいるものやら、いっこう判りはしないのだ。目を凝らしても淡朦朧(うすぼんやり)と、幽かに人形が浮かぶだけ。誰とも知れず、顔も罔(な)いならそれは、正に幽霊である。  幽霊と話しているようなものだ。(本文より) 幽霊役のみ天下一品の役者・小平次。家では押入に引きこもったまま、彼を疎んじる妻と暮らす。ある日、囃子方の多九郎が高額の旅興行の話を持ってきたが、その裏には小悪党の又市がいるという。山本周五郎賞受賞作。 〈解説〉斎藤環 京極夏彦「第一六回山本周五郎賞受賞のことば」 縄田一男「甦る幽霊たち 「京極怪談」の意義」 を増補した決定版

「覘き小平次」が好きな人におすすめの本

この本を選んだ1人のデータに基づくおすすめ

さる・るるる

さる・るるる

五味太郎

1人が一緒に選択

ことばあそびうた

ことばあそびうた

谷川俊太郎, 瀬川康男

1人が一緒に選択

ラチとらいおん

ラチとらいおん

マレーク・ベロニカ, とくながやすもと

1人が一緒に選択

しゃばけ

しゃばけ

畠中 恵

1人が一緒に選択

屍鬼(一)

屍鬼(一)

小野 不由美

1人が一緒に選択

赤い指

赤い指

東野 圭吾

1人が一緒に選択

ロシア紅茶の謎

ロシア紅茶の謎

有栖川 有栖, 近藤 史恵

1人が一緒に選択

この本を選んだ人の本棚

他の本のおすすめも探す

あなたの9冊は?

自分の本棚をつくる