「考えるのをやめなさい」。日本滞在中に弓道を学んだドイツ人哲学者ヘリゲルは、自我を捨て心を無にして的を射よと説く師の言葉に、あらゆる道に通底する禅の奥義を感得する。精神集中と身体の鍛練によって、いかに「無心」となり得るのか。世界中で愛読され続ける日本論の名著を新たに訳し下ろし、講演録や鈴木大拙の序文とともに収録。最新研究を踏まえた解説により、日本的な武道と芸道、そして禅の真髄を解き明す決定版! はじめにーー新訳にあたって 講演「武士道的な弓道」 弓と禅 序言 1.はじめに 2.弓道を学び始めた経緯 3.稽古の第一段階ーー引き分けと呼吸法 4.稽古の第二段階ーー離れの課題 5.「無心」の離れーー「精神現在」 6.日本の教授法と達人境 7.破門事件と無心の離れ 8.稽古の第三段階ーー的前射──射裡見性 9.稽古の第四段階ーー弓道の奥義の示唆 10.剣道と禅との関係 11.術なき術の道から禅へ (付録) 英語版・ドイツ語版 序文 鈴木大拙 解説 あとがき
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