My 9 Books
やみ窓

やみ窓

篠 たまき

KADOKAWA

1人が選択

2年前に結婚し、夫と死別した柚子は昼間はコールセンターのシフト制で働くフリーターだ。義理の母は柚子に息子を殺されたと罵倒する。柚子が味わった地獄は、別の形となって続いていた。それは何の前触れもなく突然やってくる異界のものたちとの闇の取引だ。いつ蹂躙されるともしれない危険と隣り合わせだが、窓の外の哀れな貧しい物の怪たちの来訪を待ちわびる柚子なのであった……。(「やみ窓」)  月蝕の夜、「かみさん……」土の匂いのする風が吹き、野分の後のように割れた叢に一人の娘が立っていた。訛りがきつく何をしゃべっているか聞き取れないが、柚子を祈り、崇めていることが分かった。ある夜、娘は手織りの素朴な反物を持ってきた。その反物はネットオークションで高額な値が付き……。そんなとき団地で出会った老婦人の千代は、ネットオークションで売り出した布と同じ柄の着物を持っていた のだ。その織物にはある呪われた伝説があった……。(「やみ織」)  ほか、亡き夫の死因が徐々に明らかにされ、夢と現の境界があいまいになっていく眩暈を描いた「やみ児」、そして連作中、唯一異界の者の視点で描いた「祠の灯り」でついに物語は大団円に。色気と湿気のある筆致で細部まで幻想と現実のあわいを描き、地獄という恐怖と快楽に迫った傑作。 目次 序(受賞作「やみ窓」を改題) やみ織 やみ児 やみ花(書下ろし) 祠の灯り

「やみ窓」が好きな人におすすめの本

この本を選んだ1人のデータに基づくおすすめ

外科室

外科室

泉鏡花, ホノジロトヲジ

1人が一緒に選択

人魚

人魚

長井那智子

1人が一緒に選択

感応グラン=ギニョル

感応グラン=ギニョル

空木 春宵

1人が一緒に選択

ラピスラズリ

ラピスラズリ

山尾悠子

1人が一緒に選択

祝福

祝福

高原 英理

1人が一緒に選択

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

ルイス・キャロル, 矢川澄子

1人が一緒に選択

少女不十分

少女不十分

西尾 維新

1人が一緒に選択

この本を選んだ人の本棚

他の本のおすすめも探す

あなたの9冊は?

自分の本棚をつくる