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群衆論ー近代文学が描く〈群れ〉と〈うごめき〉

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石川巧

琥珀書房

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「群衆と文学」という問いの可能性。「労働者であること」、「群れの力学」、「侵略の光景」、「匿名性をめぐる問い」、「寄せ場の群衆」。五つのテーマからの新たな問題提起。 目次 序 凡 例                                                第1章 労働者であること 1-1 彼女の朝から別の朝へー佐多稲子「キャラメル工場から」論 1-2 「あなた」への誘惑ー葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」論 1-3 小林多喜二『蟹工船』における言葉の交通と非交通 コラム1 松田解子『地底の人々』(一九五三年)   第2章 群れの力学     2-1 群衆とは何者か?-歴史小説における〈一揆〉の表象 2-2 横光利一『上海』の力学ー〈場〉の運動 2-3 群衆はいかにして国民となるかーー石川達三「蒼氓」 2-4 二つの日本合戦譚ーー菊池寛と松本清張 コラム2 石原吉郎「ある「共生」の経験から」(一九六九年)   第3章 侵略の光景 3-1 夢野久作が描いた〈東亜〉-「氷の涯」を中心に 3-2 石川達三「沈黙の島」を読む 3-3 侵略者は誰かー村上龍『半島を出よ』 コラム3 上林暁「国民酒場」(未発表、一九四四年十一月頃の作)   第4章 匿名性をめぐる問い 4-1 〈正名〉のモラルー中野重治「歌のわかれ」論 4-2 ひとりひとりの死を弔うためにー長谷川四郎「小さな礼拝堂」論 4-3 手紙のなかのヒロイズムー樺美智子・奥浩平・高野悦子 4-4 車椅子の〈性〉-田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」論 コラム4 古井由吉「先導獣の話」(一九六八年)   第5章 寄せ場の群衆 5-1 〈闘争〉と〈運動〉の狭間で -映画「山谷 やられたらやりかえせ」 5-2 一九六〇年代の雑誌メディアにおける〈釜ケ崎〉 コラム5   崎山多美「ガジマル樹の下に」(二○一三年) あとがき 初出一覧 参考文献 人名索引

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