▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第六弾。 ▼ボルヘスのアルター・エゴである「虎」を追い、その謎に迫る。 ▼「バベルの図書館」にまつわる絵画やボルヘスの生きた町、数々の原書や翻訳書の版(エディション)などを豊富な図版で紹介。 幻想小説の巨匠ボルヘス(1899-1986)による20世紀文学の傑作中の傑作『伝奇集』。この巧智あふれる短編集に向き合い、多彩な謎を鮮やかに取り出して再ー物語化しながら、虎、無限、円環、迷宮、永遠、夢といったテーマをめぐる探究を読者に誘いかける。ボルヘスのパーソナルヒストリーや『伝奇集』の翻訳史とも照らし合わせつつ、ボルヘス流の仮構やたくらみを創造的に模倣しながら読み解く、画期的なボルヘス論! プロローグ 1 〈ボルヘス〉という秘め事 アルター・エゴとしての虎 虚構(フィクシオン)と『伝奇集(フィクシオネス)』 忘れられた語り手 「ボルヘス」とは誰か? 混淆の出自と言語の脱領域性(エクストラテリトリアリティ) 〈秘め事〉としての「読むこと」と「書くこと」 ボルヘスとともに迷宮の虎を追う 2 『伝奇集』の来歴 「アル・ムターシムを求めて」 ボルヘス、ウルフ、カフカ、ミショー 『伝奇集』の成立史 「書物」という対話の場 3 〈完全なる図書館〉の戦(おのの)き バベルの図書館の無限性 もう一つの「図書館」 すべての書物、すべてのアイディア 4 バベルの塔を再建すること 「バベルの塔」の歴史 「バベルの図書館」の図像 5 夢見られた私 ボルヘスの円環と迷宮 「円環の廃墟」の夢 夢見る「作家」 「全員一致」 unanime 6 震える磁石(コンパス)の針の先に 探偵小説「死とコンパス」 「コンパス」 brujula 殺人事件の舞台 迷宮の都市ブエノスアイレス 7 永遠に分岐しつづける小径 「八岐の庭」を彷徨(さまよ)う 「南部」の迷宮都市ブエノスアイレス 「新時間賛否論」という哲学的闘争 参考文献 エピローグ
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