個人主義や道具的理性がもたらす不安に抗するには「〈ほんもの〉という倫理」の回復こそが必要だ。現代を代表する政治哲学者の名講義。解説 宇野重規===近代社会に特有の、三つの不安がある。第一に、個人主義により道徳の地平が消失すること。第二に、費用対効果の最大化を目的とする道具的理性が社会の隅々にまで浸透すること。第三に、「穏やかな専制」が訪れて人々が自由を喪失し、政治的に無力になること。著者はこれらの不安の由来と根拠をあらためて問い質し、近代の道徳的理想、すなわち「〈ほんもの〉という倫理」の回復こそが、よりよい生と未来を切り拓くための闘争を可能にすると説く。現代を代表する政治哲学者が、その思考のエッセンスを凝縮した名講義。===今、テイラーを読み直すなら、本書は格好の入り口になる──宇野重規「希望」へのリアリズム===【目次】第1章 三つの不安第2章 かみ合わない論争第3章 ほんものという理想の源泉第4章 逃れられない地平第5章 承認のニード第6章 主観主義へのすべり坂第7章 闘争は続く第8章 より繊細な言語第9章 鉄の檻?第10章 断片化に抗して訳者あとがき文庫版訳者あとがき解説 テイラーを理解するための格好の入り口(宇野重規)注索引 第1章 三つの不安第2章 かみ合わない論争第3章 ほんものという理想の源泉第4章 逃れられない地平第5章 承認のニード第6章 主観主義へのすべり坂第7章 闘争は続く第8章 より繊細な言語第9章 鉄の檻?第10章 断片化に抗して訳者あとがき文庫版訳者あとがき解説 テイラーを理解するための格好の入り口(宇野重規)注索引
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