ユングの弟子の中でも、『意識の起源史』や『グレート・マザー』などの大作によってユング心理学を最も創造的に発展させたノイマンの芸術論を収める。本書は集合的普遍的無意識の立場から、創造的人間ないし創造的過程について鋭い分析を加え、また現代芸術に現れている現代人の心の状況について巨視的に展望している。特に、フロイト論文をふまえ、「永遠の少年」としてのダ・ヴィンチを考察した論文は、今日的でユニークである。今まであまり紹介されなかったユング派による芸術論を理解するのに格好の書。 [目次] まえがき 第一章 レオナルド・ダ・ヴィンチと母元型 1 はげたか幻想 2 その生涯ーー太母の若い息子 3 大地の元型ーー「岩窟の聖母」と解剖学 4 ソフィア体験ーー「モナ・リザ」と「聖アンナ」 5 永遠の少年ーー「洗礼者ヨハネ」と「バッカス」 第二章 芸術と時間 1 芸術の意味ーー時代との関わり はじめに/人間の発達と芸術/芸術の同時代との関わり方/芸術の超越 2 われわれの時代ーー希望 文化規範の図式化/われわれの時代の芸術/混沌と暗黒の中で/新しいものの誕生 第三章 マルク・シャガールに関するノート 訳者あとがきーー「創造の病」と「永遠の少年」
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