一九六〇年代以降,わが国に紹介されてきた現代フランス思想のなかで,『アンチ・エディプス』という書物は,一段の光彩を放っている。現在でもこの書物の意義は決して薄められていないが,ある程度時がたって,いまやそのような稀有の書物を世に出したドゥルーズの哲学とはどのようなものであったかが明らかされなければならない時期にきている。というのも,この哲学こそ,今後の世界の思想が進んでいくべきを方向示しているのではないかと考えられるようになってきているからである。 目次(内容と構成) はじめに 1 ドゥルーズの経歴 一、『アンチ・エディプス』まで 二、五月革命とその背景 三、構造主義とその関わりとそれ以降 2 『アンチ・エディプス』の宇宙 一、欲望と知性 二、欲望する機械 三、器官なき身体 四、欲望の倫理学 五、スキゾ分析 3 ドゥルーズ主義の哲学 一、思想史的研究とヒューム論 二、ベルクソンとニーチェ 三、表現の世界 四、差異の哲学 むすびーー出来事の哲学、出来事としての哲学 おわりに ドゥルーズ関連年表 索引
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