「この世は美しいものでいっぱいなので、醜いものをみる暇はない」--他人に馬鹿にされながらも、なんの変哲もない石や草を描き続ける画家・馬鹿一。決して上手とは言えないが、自然を愛する素直な人柄が表れる彼の絵は、不思議と周囲の眼を引きつけるーー。時代を超えて読み継がれる武者小路実篤の代表作『真理先生』の登場人物が織りなす、明るい知恵と人間愛に満ちた名作短篇集。 ある島の話 山谷の結婚 彼の羨望 美 人 優しい心 天衣無縫 二老人 どっちが笑う 不思議 悪魔の微笑 幸福な女 一滴の涙 兄 弟 今にやるぞ 泰山の個展 書家泰山の夢(一幕) 馬鹿一 馬鹿一の夢(一幕) 仕合わせな男
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